それはいいはずなのに、かえって怪しんでしまう。

「どうもありがあとうございます…。」

とりあえずお礼を言っておかないとと思いお礼を言ったミラ。

「いいよ。それよりも、昨日の無礼はどうかお許しください。」

急に王子はひざまずき、ミラの手にそっとキスをする。

「なっ……///」

ミラは手をすぐに引っ込め王子の言われたとおりの角を曲がり、

王室の前に向かった。

コンコンコンッ

「どうぞ。」

「失礼します。おはようございます。パルカ様、レシェ様。」