それからミラはルナにすべてを話した。 この世界に迫る闇とカイラのこと。 そして自分が花姫だということを。 「ルナ、私は大丈夫だから。 私がやらなければみんなから笑顔が消えてしまう。」 「……ミラ様、 強くなられたんですね。 あの時よりもずっと…。」 ルナは目に涙を浮かべる。 「ミラ様、頑張ってください。 ジゼル様もいるのですよね? きっと2人ならできます。 だから、どうか…無事に帰ってきてください。」