私の手をお父さんは強く握っていた。 「やっと目が覚めたな。 もう、時間だよ。」 「うん…。」 父に引かれ起き上がるミラ。 「私は朝食の準備してくるから。」 フラルはそう言うと立ち上がって歩いていった。 「………。」 強く握り締めていた手に気づき、そっと開く。 「これは……」 花の髪飾りだった。 でも、ところどころに小さな穴がある。