「オリヴァンと協力を図る。

ポートも、カイラ殿の暴走を止めれば収まるはずだ。

戦争などはする気がないから安心しなさい。」

優しい眼差しにミラも微笑む。

「ありがとうございます。」

「ミラ殿、長旅でお疲れでしょう。

食事を用意してあるから食べに行きなさい。」

「ありがとうございます。

お言葉に甘えますわ。」

ミラは一礼して王室を出た。

すかさずメイドが案内をしてくれる。

「こちらです。」

案内されたのはこじんまりとした部屋。

しかし、部屋にはたくさんの花が飾られている。

テーブルの上には少なすぎず多すぎずの丁度いい量の料理。