『いいえミラ様、
諦めないでください。

この先を少し歩いたところに1軒の家があります。

そこを訪ねてください。
解決するはずです。』

「そうなの?

ありがとう。

本当に感謝するわ。」

ニッコリと花に向かって微笑むミラ。

『ミラ様、
もしよければ足に塗ってください。
私の蜜は足によく効くのです。』

「いいの?大切な蜜なんじゃ…。」

『ミラ様に使っていただけるなんて私は光栄なんです。
だからどうかお願いします。』

ミラはその言葉に頷き蜜を手にとり足に塗った。