「やはりというのは…」 「ミラが出かけた後なんけどな、 父上から手紙が来たんだよ。 フェルマンド家についてのことが書かれてた。」 ジゼルが手紙をコルベルに見せる。 「では、このままではミラ様がっ!!」 手紙を読み、ますます焦るコルベル。 「あぁ。コルベル、お前はルナと一緒に兵を集めてからポートに乗り込め。 父上たちもいるはずだ。」 「では、ジゼル様はっ!?」 「俺は先に行くよ。 時間がないんだ。 このまま待っていたらミラが危ない。」