「コルベルっ!!」 ジゼルの部屋に走って向かっている途中に名前を呼ばれる。 「ジゼル様っ!」 「コルベル、ミラはどこだ?」 ジゼルの顔を焦りそのものだった。 「申し訳ございません!! ミラ様が見当たらないのです!! それに、親切な女性が教えてくださったのですが、 今日ミラ様が行った家の者は引っ越していたらしいのです!」 焦りながら言うコルベ言う。 「やはり、 フェルマンドだったか…。」 頭を抱えたジゼル。