「ミラ、着いたみたい。

話は後で話すわ。」

カインが開けたドアの向こうは、

すぐに何かの入り口となっていた。

「さぁ入って?」

カイラに押されながら、

中に入っていったミラ。

中に入ると、

たくさんの見たことのない衛兵がいた。

「カイラ…ここはどこなの?」

「ミラ、ここは今あなたの国が攻めているポート王国の兵士たちよ。」

「カイラ、何を言ってるの?冗談でしょ…?」

ミラはカイラの目を見るが、

カイラの目は笑っていなかった。