ミラは小さなかわいらしい鉢を2つ持って小屋を出た。 そして真っ先にバラたちが待つ噴水の場所に向かう。 鉢を落とさないようにしっかりと持って走るミラ。 でも、噴水の場所に向かったミラは目を疑った。 『さて、では抜きましょうか。』 『そうですね。』 2人の衛兵がスコップと袋も持って今にもバラを引き抜こうとしていたのだ。 「待ってくださいっ!」 ミラは大きな声で衛兵2人に向かって叫ぶ。 『『ミラ様っ!?』』 驚く衛兵。