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朝食も食べ終え、今は2人で馬車まで向かっている。


噴水の前まで行くと、

『ミラ様っ!』と声がした。


「コルベルさん、先に行っててもらえないかしら?」


「……わかりました。」


コルベルは理由を聞かずに歩いていった。


『ミラ様、助けてください。』


コルベルがいなくなってから聞こえたバラの第一声。


「どういう意味?」


ミラが尋ねる。