「ねぇ、ミラ。」

さっきまで優しそうな声が、

なぜか少し真剣に、

話すジゼルの声に変わった。

「な、なに??」

「ミラは、今、俺のこと…

どう思ってる?」

すぅーっと耳に入る声。

「ど、どう思うって…会ったばかりなのに、

ちょっかいだして、迷惑な人だと思っています…。」

動揺しながら答えるミラ。