「ずっと前って… 私たち会ったばかりでしょう?」 ミラの頭には?が浮かんでいる。 「それはどうなんだろうね。」 遠くを見つめるジゼル。 「とにかく、俺はミラを愛してる。 誰がなんと言おうとね。 だから絶対にミラが俺を好きになってくれように頑張らないといけないな。」 「……そう。まぁ、せいぜい頑張って。」 何で? 昨日まで、あんなに嫌だったのに。 ジゼルの寂しそうな顔を見ると どこか胸が締め付けられる。 私、おかしいわ。 本当に、どうかしている。