FLOWER PRINCESS



広大な丘が続いている。

「でも、14時から見に来るのじゃないの?」

「ミラに見せておきたかったから。

最初に。」

その言葉にどくんと胸が鳴る。

ええい、騙されないで!

「ランチはエドが作ってくれたから。」

ジゼルが馬にかけてあるポーチから出したのはサンドウィッチ。

「おいしそう。」

「はい。」

サンドウィッチを渡されるミラ。