FLOWER PRINCESS



部屋に戻るとミラが何やら鞄を開けて微笑んでいた。

ドアの前にいるジゼルに気づき急いで鞄にしまうミラ。

何を見てたんだ?

気になってしまうジゼル。

でも、きっと教えてくれないんだろうな。

そう思ったジゼルは聞かなかった。

「ミラ、なんで先に帰ったの?」

「別にいいじゃない。ジゼルが食べ終わるの遅かったからよ。」

冷たく言い放つミラ。

「そっか。」

それしか言えなかった。