『ミラ様、本日の朝食は東の国、ジャパナンから取り寄せた小豆を使ったパンでございます。』

「おいしそう。いただきます。」

丁寧にちぎって食べるミラ。

「おいしいわっ!初めて食べたわ。」

『そうですか。取り寄せた甲斐があってよかったです。』

嬉しそうに微笑む料理長。

それから、ミラはキレイに完食した。

「ごちそうさまでした。」

ミラはルナとともに部屋を出て行った。

残されるジゼル。

何で先に帰るんだよ!

そう思うジゼル。