ほどよくついている筋肉。

身体にはどこにも無駄がない。

って…そんな観察してる場合じゃないわっ!

「もう、お願いだから離れて…。」

ミラが言うと、少し頬を赤めて手を離すジゼル。

「私、先に朝食食べます。」

そういい残して出て行こうとするミラの腕を再び掴むジゼル。

「待って。一緒に行かなきゃ変に思われる。」

ジゼルはそう言うとすばやく着替えた。

「さっ、早く行こう?」

無邪気な笑顔を浮かべるジゼル。

「う、うん…。」

本当に、調子が狂うわ。

なんなのこの人…。