『未来もゆー君、だいすきーっ!ふふふっ』

笑顔のまま、いつもの明るい声でカノジョが言う。



「……好きでいてよ。…………できれば一生」

『うん!………って、一生?……うそー?!』

オレの突然の告白に、自分で自分をバカだというカノジョもさすがに驚いたらしい。

確かに、一生、だなんて大げさに聞こえたかもしれない。




「……みーちゃんさ、オレに会った日のこと覚えてる?」


『……うん』


「オレはね、桜の木の下に立ってたみーちゃんを見た瞬間から、ずっと好きだ」


『うん……』


「話しかけたのは、理屈じゃない。心と体が動いたんだよ」


『……リクツ?って?』


「つまり。オレは一目惚れしたってこと」


『一目惚れしたの?ゆー君が?未来に?』


「そう。みーちゃんがオレを好きになるより先にオレはみーちゃんを好きになってたってこと』


『……うそぉ…………』


「うそじゃない。」

そう言ってカノジョを優しく抱きしめた。