『……ごめんね、ゆー君。迷惑だったよね?

だって、好きになったのも、告白したのも未来からだったし』





そうなんだ。
正直、あんまり思い出せないけど。




『受験勉強が忙しいのに、邪魔ばっかりして。

メールの返信がないのも、デートもしないのも、受験勉強とかそういうの関係ないよね。

ただ、ゆー君と未来の気持ちが違ってただけなんだよね。

未来は、ゆー君のことすっごく好き。だけどゆー君は、違う。

ゆー君と付き合ってもらったってだけで嬉しくて、未来、浮かれてたよ。ごめんね』




そう言うだけ言って、目にいっぱい涙を溜めてオレを見上げてる。




うーん……




ひとつだけわかったのは

どうやらオレとカノジョの気持ちには違いがあったらしい。

ってこと。