夏休みになった。 毎日セミはみんみん五月蝿いし…。 暑いし…。 雪兎は夏が非常に苦手だ。 そんなある日。 棗が言った。 「…夏です!暑いです!夏休みですっ!…海行くわよ…っっ!!」 「「………はい。」」 その迫力に誰も逆らえなかった。 こうして…雪兎、時春、秋良の三人は棗に半ば脅されるようにして海に来たのだ。