相変わらず周りの視線は感じるけれど 棗のお陰で気持ち的には朝よりはずいぶんマシになった。 面倒見がよくどちらかと言うと姉御肌な棗は、人見知りな雪兎のことを何かと気遣ってくれた。 世の中には出来た人もいるもんだと、一人で感心してしまう。 ハルといい棗といい…自分は周囲に実に恵まれてるなぁ…と、思うのだった。 もっとも…そういったタイプの人間からいって、雪兎は非常に庇護欲を駆り立てる存在なのだが…破れ鍋に綴じ蓋とはよく言ったものである。