「…あっ、あの…」 「…うん?なぁに、うさぎちゃん!」 人見知りな雪兎が珍しく勇気を振り絞った。 「…あなたの…っ、おなまえは…?」 白い頬を真っ赤にして、一生懸命に言った。 「…!可愛い…、可愛すぎだわ…!」 何なのこの生き物…と、グラマー美女はまたしても身悶えしそうな興奮状態だ。 雪兎は今だ頬を上気させたまま、彼女の返事をドキドキしながら待っている。