子うさぎのお世話

ハルが…っ!ハルが…っ!

かわいい~~~っっ!!!


いつにない無防備な時春に雪兎の心はわしづかみされてしまった。


「……甘いな」


そう言って、うまいよとにっこり笑ってくれる。


「………っ!!」


もう…っ!きゅんきゅんしまくりです……っ!!


バレンタインバンザイっ!



「……うさ、ついてる…」


時春はそう言うと
雪兎の指についたチョコレートをペロリ……


「……ひゃ…っ!?」


ぎゅっと手を捕られ…


時春は色っぽい表情で雪兎を見つめながらまた、ペロ…と雪兎の細い指を舐める……。


「………ン…!」


思わず甘い声が洩れてしまう。


「……うさも食べて…?」


「……え…?――!?…ンッ…ぅ…っ」


時春は雪兎の贈ったトリュフチョコレートを口にくわえ…そのまま雪兎の唇に噛みつくようにキスをした。


「……はぁ…っハ…ル」


甘い甘いチョコレートと時春に…雪兎の頭も体もとろけてしまいそうで………。



「今度は……うさを食べさせて……」


「………っ!!」



お腹をすかせた狼ハルに子うさぎは文字通りおいしく食べられてしまいました……♪



時春にとって甘い甘いチョコレートよりも何よりも……





「……おまえがいちばん、おいしいよ」







Happyバレンタイン×××

end☆