子うさぎのお世話

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「……なるほどねぇ…。うさしか眼中にないハルにチョコレートくらいあげたい女の子が殺到してる訳か~…」


棗は納得したようにうんうんと頷いた。


「…てな訳で、ナツも持って帰ってよ~~!」


秋良が棗にすがり付くと、


「絶対!いらない…っ!!そんな怨念こもってそうなの食べれないわよ!」


「………」


棗にまで断固拒否された秋良は


「ハルの悪魔~~っ!!!」


情けない叫び声をあげたのだった。