子うさぎのお世話

教室に入って時春を待ち受けていたのは……


机の中いっぱいの……


チョコレートの壁第二弾!!


「………っ」


これも先程と同じように掻き出して、紙袋に詰め込み……


ソッと秋良の机の上に。




「……なにこれぇーーーっ!?」


教室に入ってきた秋良の悲鳴も無理はない……。


だけど時春は無視を決め込んだ。


そして秋良が押し付けられた紙袋は二つになった………。



この様子を見て悟った女の子達は……、


「篠崎君…っ!これ…っ!藤間くんに渡して下さい……!!!」


「………!!?」


このやり取りを繰り返すこと数十回……!!


紙袋はついに三つになったのだ。


しかも…、当の本人はうさ意外のチョコはいらん…の、一点張りで……。


仕方なく、秋良はデカイ袋三つ分のチョコレートを持って帰るハメになってしまったのである…………。