――――その時だった



「ハル君、帰っちゃダメよ~!」



洗い物を片付けていた母が、台所から慌ててやって来た。



「…や、でももう遅いですし。」



時春がやんわりとそういうと…



「ハル君今日からうちの子なの!」



「……ママ?」



突然のそれに一体全体今度はなんのわがままなんだろう?と、雪兎も思わず首をかしげた。