「ね、ねぇ?


…綾君?」




あの後、

近くのカフェで少し

時間をつぶそうって言った

綾君の言葉で私達は

今、カフェにいる。


もう少し暗くなったら

イルミネーションに連れて行って

くれるって…






…んもう!


格好よすぎだよね!綾君!!!





「…なに?


てか、いつまで綾君って呼ぶわけ?」




注文したエスプレッソを

きれいな動作で口に運びながら

そう言った綾君。




「あ、い、いや…


なんであの時


『俺が悪い所とか直す』


って言ったのかなって…」




綾君に悪い所なんてないし…



そうでなくても、

私が綾君に対して直して欲しいと

思ってる所なんてないし…