「うぅ…
私悪い事してない…
よね?
…ひっく…うぅ…ひっ…」
綾人のエリを揺さぶる私。
「おいおいおいっ!
やめろっ!
はなせっ!
俺は、親切にこのクッキーをだな…!」
なにも悪いことをしていないのに
一番かわいそうなめに会っている兄。
…ん?
いや、一番かわいそうなのは私だよね!?
だって…
あんなきれいなお姉さんと…
うっ…
…もうやだぁぁぁ!!!
「それは感謝してるけど…っ!
ひっく…っ
今はそれよりもっと……
…ぐぇっ!!!!」
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