「綾人っ! 今日はありがとっ!」 「大丈夫ですよ」 ほほ笑み合う、 綾くんときれいなお姉さんがいるなんて 思わなかったから… 「…綾…君…?」 その光景が信じられなかった私は 怒るのでもなく、 泣きわめくのでもなく ただ 待ち合わせ場所である噴水の前に走った 待ち合わせ時間の前に来るなって こういう事? クリスマス、会えないのは その人と予定があるから? 考えたくないことばかりが 頭に浮かんでくる…