どれくらい、時間が経ったのだろう。


まるで、夢を見ているかのようなキスに、私は全身の力が抜けていった。

「佑斗…」


自分でも信じられないくらい、可愛い声が出る。

強引なのに、何故か嫌じゃない。


むしろ、その力強さが、嬉しくて頼もしかった。

「由奈…。オレがちゃんと守るから。オレだけを見ろ」


その力強い言葉に、私は頷いて、佑斗の胸に顔を埋めた。


私、佑斗を本気で好きになりそう…。