部屋へ戻ると、佑斗はすぐに私を抱きしめてきた。


甘い匂い、大きくて温かい胸。


そのどれもが、いつもよりずっと、愛おしく感じる。


「なあ、由奈。オレ以外の男と、二人で出かけたりするなよ」


さっきの洸輝との事よね…。


「うん。もう、しない」

佑斗の胸に顔を埋め、私は言った。


「お前は、オレだけのものだ」


そう言うと、佑斗はキスをした…。


いつもより、ずっと強く、息も出来ないくらいに…。