「美紅でいいよ。私も由奈って呼ぶから」


部屋に二人きり。


佑斗と洸輝は怪訝そうな顔をしていたけれど、どうしても美紅に聞きたい事があった。


どうせ、佑斗は教えてくれないだろうから。


「単刀直入に聞く。佑斗と美紅が付き合っていたのは知ってるんだけど、その・・・。」


‘‘単刀直入‘‘とか言っておきながら、やっぱり聞き辛い。


すると、美紅は少し笑って言った。


「やったよ。佑斗とエッチ。それが聞きたかったんでしょ?」


「う、うん」


サバサバとした言い方に圧倒されつつも、やっぱり傷付いた自分もいる。


「そんな泣きそうな顔しないでよ。たった三ヶ月の付き合いだったんだから」