朝の教室は騒がしいから嫌い

ガラッ…

扉を開けて、相棒の紫夢と中に入る。
騒がしい教室は一気に静まり、また視線が集まる

私と紫夢の席は前後
私が前で、紫夢が後ろ

2人とも静かに席に着く

「蓮祈…俺、屋上いくから。」
「あー、うん。」

眠そうに欠伸を噛み殺すと、紫夢は教室をでていった。
私も眠いから寝よう。

そう思って机に突っ伏したとき、
不意に頭上から声を掛けられた。

安眠妨害で訴えられるかな。

「憧焔さん、少し付き合ってくださいます?」
「来るよね?」
「うちら、親友じゃん。」

この3人…見たことあるな。

あー、理事長の娘とその取り巻きだ。


面倒なことになりそう。
大体の予想は付いてるけどね。