ひみつのはら


 こそっと教えたら、ゆうちゃんはビックリしてゆかちゃんをじーっと見た。

「あ、こっちゃん!と、たしか……ゆうちゃん!2人でなにしてるの?」

 ゆかちゃんが気づいて、そう聞かれた。ちょっとはずかしいけど……言っちゃえ!

「えへへ、あのね、あたしたちでーとしてるの!」

「ええ~!?すっご~い!!」

 今度はゆかちゃんがビックリ。代わりに、ゆうちゃんのビックリが無くなったみたい。

「2人も"でーと"なの?」

 ……え。ゆうちゃんなんでそう思って……え?

「ちっちがうよ!今日はナオちゃんちと一緒に来ただけで……」

 ゆかちゃんがあわててそう答える。なんでかな?

 ほっぺもちょっと、赤いような。あ、それは今日けっこう暑いからか。

「デートじゃないよ。お母さんたちも一緒だし、後でたっくんとも合流するしね」

 ナオちゃんが難しい言葉で、サラサラと言った。うーん、女の子たちが「カッコいい!」って言ってるだけあるな。

 あたしはゆうちゃんの方が100倍くらいカッコいいと思うけどね!

 ……てあれ?ゆかちゃん、なんか悲しそう?

 もしかして、ナオちゃんの言葉が難しくってわからなかったのかな?

「さて、そろそろ行こう、ゆかちゃん。こっちゃんにゆうちゃん、またあとでね」

 ナオちゃんがそうサワヤカに笑って、あたしたちは別れた。

「ゆかちゃんのおねがい、かなうといいね」

 ふいにゆうちゃんがつぶやいた。え、いきなりなんで?