ひみつのはら


 ショックのあまり、全員だんまり。


 しかーし、これは予想できてたこと。
ダメと分かったら、次の手だ!


「あたし今度、大元に当たってみようと思う」


 あたしの言葉に、みんな「おおもと?」と首を傾げる。


「たっくんを隣町に連れてっちゃう人と話し合うつもり。直訴するの!」


 それを聞いたみんなは、

「わ〜、さっちゃんかっこいい〜!」
「たっくんを連れてくのは、みさきちゃんじゃないの?」
「ちがうよ、新しい家族だよ!でも、その人知り合いなの?」

 ……団結力のないメンバーだな……。


 あたしが言ってるのは、頼んだみさきちゃんでもなく受け入れる家族でもなく、その間を取り持つ人達のことなんだけど。


「あ!この前あたしたちに、たっくんのこととか、いろいろ聞いてきた人たちのこと?」


 こっちゃん、ご名答。
そう、児童相談所の人に直訴するのだ!


 ここで、ずっと黙っていたわたるが訊いてくる。