「違います。じゃなくて、その『入院してるお母さん』って、みさきちゃんのことじゃないの?」
……え。
それはつまり、ゆうちゃんのお母さんがみさきちゃんで、でもみさきちゃんはたっくんのお姉さんで。
「というわけで。たっくんって、ゆうちゃんの何?おじさん?」
ビシッとさっちゃんが訊く。かっこいい。なんだかおはなしに出てくる『たんてい』みたい!
―――だけど、もうちょっとやさしくてもいいんじゃないかなー、なんて……。
ちなみにたっくんは、この短い間にねちゃったみたい。
おねえちゃんちは「しーっ」ってしてるけど、なんだかフリっぽく見えるんだけど?
こうなったら。
「みさきちゃん!」
この人に訊くしかない!
「このみ、みさき先輩もう病室に戻んなきゃいけないし、私たちもそろそろお暇しないと。また今度でいいでしょ」
えええええええええ!!!
なんで……なんで大人って、いつも良いところで止めちゃうの……?
「あ、急ぎなら訊くよ?」
―――ううん。後ろの看護師さんがこわいから、やめとく……。

