「どうせ、子どもは聞いちゃいけないお話なんでしょ?
つまりたっくん、今病室で1人なんでしょ?
だったらあたしたちもそこで待ってるよ」
おお、さっちゃん頭いい!
ということで、あたしたちは走って病室に入った。
―――そしたら。
「あ、お友達?」
「こっちゃんにさっちゃん!こんにちは!」
なんとまさかの……ゆうちゃん!?
ビックリして何も言えないあたしたちに、もう1人あいさつする人がいた。
「初めまして。小川このみちゃんとお姉さんと、宮本桜ちゃんとお母さんですよね。
僕は裕太郎の父親です」
!?
「先程2人からいきさつを聞きました。なんとお礼をいえば良いか……」
「い、いえ……」
お、おとうさん?
か、かっこいい……。テレビに出てくる人より、だんぜんかっこいい……。
―――はっ、そ、そりゃそうだよ!ゆうちゃんのお父さんだもん!!
いくつくらいなのかな。
遊理兄ちゃんと同じくらいに見えるけど、そんなわけないか。

