ドアをしめたとき、みさきちゃんが「私はこの子の保護者です!」って言うのと、たっくんのビックリしたような顔を見た。
♪
ふしぎだな。病院ってあまりキレイじゃないって言うのに、食べもの売ってるんだ。
あたしもさっちゃんもおかしを買ってもらえて、ちょっと満足。
「ねえ、たっくんにもおみまい買って!」
さっちゃんがさらにねだると、さっちゃんのお母さんは笑顔で「いいよ」って言ってくれた。
それで2人でえらんで、買ってもらって、のんびりたっくんの病室に戻ったら……。
廊下に、たくさんの大人。
な、なに?
「では、本当なんですね」
その中にはみさきちゃんもいた。なにか聞かれてうなずいてる。
どうしたんだろう。
「あ、私トイレ行こうかな」
「2人も行っておきな」
大人2人の必死さが伝わる……。
けれど今度はさっちゃんもうなずかなかった。

