ひみつのはら



           ♪



 次の日、あたしはさっちゃんと話しあった。


「たっくんのおじいちゃんに電話する?なんで?」


「だって、みんなああ言うけど……あたしは、なんかちがうって思うの」


「ああ言う?こっちゃんは、何がちがうって思うの?」


 ……実は、よく分かんない。ただ、なにかへんだって思うんだ。


 それがなんだか、聞かれても答えられないけど。でも。


「さっちゃんは、なにも思わない?」


「特に……。まあ、大人が何も言ってないから平気じゃない?こっちゃんはまだ大人が嫌いだから、信じられないだけじゃない?」


 うん、それはおねえちゃんにも言われたけどさ。


 やっぱり、そうだからなのかな。


 ちょっと困ったあたしに、さっちゃんは「それはさておき」と訊く。


「おじいさんに電話して、何を話すの?」


「え、えーと……『たっくん元気ですか』とか」


「ケンカ中なのに、ずいぶん心配するんだね〜」


「あ、こ、これは!連絡網で、なんか疲れたような声だったから!!」


 ……あ、れ?