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次の日、あたしはさっちゃんと話しあった。
「たっくんのおじいちゃんに電話する?なんで?」
「だって、みんなああ言うけど……あたしは、なんかちがうって思うの」
「ああ言う?こっちゃんは、何がちがうって思うの?」
……実は、よく分かんない。ただ、なにかへんだって思うんだ。
それがなんだか、聞かれても答えられないけど。でも。
「さっちゃんは、なにも思わない?」
「特に……。まあ、大人が何も言ってないから平気じゃない?こっちゃんはまだ大人が嫌いだから、信じられないだけじゃない?」
うん、それはおねえちゃんにも言われたけどさ。
やっぱり、そうだからなのかな。
ちょっと困ったあたしに、さっちゃんは「それはさておき」と訊く。
「おじいさんに電話して、何を話すの?」
「え、えーと……『たっくん元気ですか』とか」
「ケンカ中なのに、ずいぶん心配するんだね〜」
「あ、こ、これは!連絡網で、なんか疲れたような声だったから!!」
……あ、れ?

