ひみつのはら


「なんであたし、たっくんと手ェつないでるのォ!?」


「し、しらない。こっちゃんが離してくれないの」


「な、あたしのせいじゃないもん!!」


「だ、だからってボクのせいでもないよ!」


 またまたケンカ。みさきちゃん、ポカーン。


 とにかく、みさきちゃんについて行って……ちゃんとしょ-にかに着いた。


 受付をして、すぐに「待合室へどうぞ」と呼ばれた。


「風邪もらっちゃうと困るし……たっくんはここで待っててね」


 ということで、たっくんは廊下に残り、みさきちゃんとあたしは中へ。


「大丈夫?つらくない?」


「平気です」


「そう?良かった。つらかったら、よりかかって良いからね」


 ホントにいい人だな。このあたしが思うんだ。すごくいい人だよ。


 でも、どうしてなのかな……。


「あの……」


 何?ってやさしくみさきちゃんが聞いたから、いいと思ったんだ。


「みさきちゃん……たっくんのこと、キライ?」


 こんなことを。


 みさきちゃんはビックリしたみたいにあたしを見る。そして。


「私は……嫌いじゃない。でも……向こうはそうみたい」