超能力者だけの世界で。



時田破流。

時間を操る事ができる能力。
誰かの過去の時間を見ることもできる。


闇原黒也も、破流には頭が上がらない。


だが、この町の中で最強と言われているからではない。



「あんた…。やっぱり、油断の隙もないな。」

「いや…。あまり使いたくないんだよね。」

「それって、卑怯ですよ。」

「御免よ。でも、俺の事は嫌いにならないでくれ。」



破流は、エレキに跳んで抱きつく。エレキは避けられなかった。


黒也は、また始まった…と小声で言った。



「闇原さん、助けて下さい!」

「すまん。何もできん。」

「えぇ!?」

「別に悪気があった訳じゃないんだ!誤解しないでくれ。俺は…!!」

「破流さん。この能力を使うと色々なトラブルが起こったりするらしいから、敏感なんだ。」



子供のように泣き、くっついている。

黒也はその様子を頬杖をしながら観ている。

エレキは破流を引き剥がす。



「あの…。闇原さん。明日の夜ですよね?スーツも着ます?」

「どちらでも構わない。好きにすれば良い。」



明日の夜。
《黒き鮮血の風》の本来の姿を
取り戻す為に、戦闘開始。