(そうだ…。俺は黒条影介を。)
合世色弥とやって来たのは、
廃墟地区の地下。
薄暗く視界が狭い。
「合世色弥。何故、多彩町を潰そうとしている?」
合世色弥は薄暗い地下道を歩き続ける。
「《創始者》の言うことは絶対だ。大切なモノを取り返すには従うしかない。」
自分の胸に手を当てて言う。
《創始者》は、
この町の最も高い地位に就いている者が、
全てを『裏』から支配している。
合世色弥は言いなり。
「戦争でも起こすつもりか?」
「今では、この町の人の大半が《創始者》の奴隷だ。」
「何だって?」
「人の大切なモノを奪って、それを返して欲しければ奴隷になれと言うことだ。」
黒也は驚愕する。
《創始者》の奴隷人形。
大切なモノを取り返す為ならなんでもする。
「磁波カンジを引きずり落としたのも…。」
「ああ、命令だ。次は、『北』を狙うと言った。」
