超能力者だけの世界で。


影使い。
赤次も初めて見る。

黒いロープ状の影が動けないように巻き付いている。


(…、こんなの能力使えば…。)


黒川赤次は精神統一。


(能力の強さ的には上級。でも、精神が乱れている?もしかして…)


力技で全てを引きちぎる。

彼の能力の1つ。
『身体強化』

そして、使用能力者の姿を予想。


(子供か…、それとも、能力者に覚醒したばかりか…。両方のケースもあるな。)


時々、飛んでくるロープを避けて黒条影介の向かった方へ進む。


黒川赤次の考えは的中。

勿論、2人が目にしたモノは1つ。


「…この町も荒れてきたな…。」



赤次は呟いた。