超能力者だけの世界で。


「裏組織が上に許可を得ないでやってる実験。赤次は区代会議をサボるから知らなくても当然だけど。」


「だって面倒だし、他の奴等は気に入らないし、黒条がいるし。…だろ?」


「よく分からないな。」


「まぁ、総括的に行きたくないってコトだ。」


「赤次…」



黒条影介は呆れる。
黒川赤次は意外に真面目な顔で話していた。



「ソレにしても…さっきから殺気がするな。」

「黒条、かけてる?」

「いや、真面目に。」



薄暗いせいか、
あまり見えない。

気配のみが手がかり。

強力な力である事には、2人は気づいている。



「何か…来る!」



赤次は足を止める。

すると、物凄い速さで黒い帯のようなモノが何本も迫って来た。



「何だ!?」

「赤次!!」



赤次の足は既に黒い帯に捕らわれていた。

でも、黒川赤次は冷静だった。
自分の影から伸びる黒いモノ。



「…影を使った能力か。」

「赤次、俺は本体を捜してくる!死ぬなよ?」

「了解~。」