ふたりだけの特別な絆


き、緊張して声が上ずっちゃった…。


だって、悠哉さんにプレゼントを贈ること…これが初めてだもんね…。


「ありがとう…。陽菜からプレゼントを貰えるなんて、めちゃくちゃ嬉しい…。」


最初はビックリした表情を浮かべた悠哉さんも、満面の笑みでプレゼントを受け取ってくれた。


「開けてもいい…?」


「は、はい!あの…気に入ってもらえるかどうか…分からないですけど…。」


少し自信なく言葉を付け足した。


あぁ…。
心臓、バクバクしてる。


どんな反応するかなぁ…。


プレゼントの包みを開けていく悠哉さんをまともに見れず、視線をあちこちに泳がせた。




「あっ、手袋だ…!」


弾む声が聞こえてきた瞬間、ドクンと胸が高鳴った。


そう…。
私が贈ったのは、シックな黒の手袋。


悠哉さん…いつも手を擦って寒そうに帰って来ていたから、手袋を贈ろうと思ったんだよね…。


これからも寒い日が続いくだろうし、黒なら使いやすい色かなぁ…と思って選んだんだけど…


どうだろう…。


悠哉さんの表情を伺うべく、視線を真っ直ぐ向けた。


「俺、寒くなってきたから、ちょうど買おうかな…って思ってたんだ…!ありがとう、大切に使うよ。」


手袋を大事そうに握りながら微笑む悠哉さんを見て、緊張の糸が緩んでいく。


喜んでもらえて良かった…。


心が、ほっこりと温かくなるのを感じた。