ふたりだけの特別な絆


遅くなるって言ってたから、さすがにまだ帰って来ないとは思うけど……


いつ来てもいいように、心の準備はしておかなくちゃ…。


ふぅ…と一呼吸してから、カーテンを閉めて再びソファーに座った。


「…………。」


あぁ…
ドキドキする…。


告白って、こんなに緊張しちゃうものなんだ…。


座ったばかりだというのに、すぐに立ち上がった私。


部屋の中をウロウロと歩き回ってしまった。


なんだか、動かなくても動いても…一緒。


鼓動がどんどん速くなっていく…。


心の準備が上手く出来ないよ…。



こ、こういう時は…何をして時間を過ごすのがいいのかな…?


うーん…。


立ち止まって腕組みをして考え込む。


テレビの音だけが部屋に響き続ける中、私の頭の中に考えがポンッと浮かんだ。