ふたりだけの特別な絆


しばらく経ってから、屋上を出た私。


少し速い足取りで家へと帰って来た。


翔琉くんには…
私の気持ちを伝えた…。


次は…
悠哉さんに伝えなくちゃ…!


今の私の、ありのままの気持ち…。



何度も心の中で意気込みながら、夕食を済ませた私はリビングへ。


テレビを見ながら、悠哉さんの帰りを待つことにしたんだけれど…


うぅ…
やっぱり落ち着かない…。


テレビよりも時計に視線を向けることの方が圧倒的に多くなっていた。


悠哉さん、会議は…終わったのかな…?


どうなんだろう…?


気になっちゃうよ…。


ソファーから立ち上がった私は、ソワソワしながら窓際にやって来ると、カーテンを少しだけ開けた。