朝食を済ませた後、私は悠哉さんと一緒に家を出た。
「今日、すごくいい天気だな。」
「そ…そうですね。」
声を弾ませる悠哉さんに対して、私は聞こえないぐらいの小さな声になってしまった。
はぁ…。
緊張する…。
ちょっと離れて歩こう…。
ソワソワしながら、悠哉さんとの距離を空ける。
すると、そんな私の不自然な行動はすぐに悠哉さんに気付かれてしまった。
「陽菜、俺から離れすぎ。もっと傍に来いよ。」
その言葉と共に、差し出された手。
私は悠哉さんの顔と手を交互にチラチラと見た。
「あの、この手は…?」
よく意味が分からずキョトンとしていると、悠哉さんは私の手をギュッと握る。
そして、私を傍へと引き寄せた。


