「陽菜!もう準備出来てるから、早くこっち来いよ。」
悠哉さんは私を見るなり、嬉しそうに笑いながら手招きをする。
そんな仕草に、ドキッとしてしまった。
だ、ダメダメ!
リラックスしなくちゃ。
大きく深呼吸をした私は、ぎこちない動きでテーブルの前まで歩いて来ると、素早くイスに座った。
目の前に置かれていたのは、シチューと温野菜のサラダ、そして…パン。
綺麗に盛られた料理をジーッと見ていると、悠哉さんは私の頭にポンと軽く手をのせた。
「シチュー、熱いから気を付けて食べろよ?」
優しい眼差しで見つめられて、ピクッと体が跳ねる。
私の顔もカァッ…と熱くなってしまった。
うわぁ…。
また真っ赤になってるだろうな…私。
恥ずかしい…。
何としても、早く食べなくては…。
そう思いながら、若干…震える手でスプーンを握った。


