ふたりだけの特別な絆


えっ…!?
な、何なの…この状況。


男の人と視線が絡まり、妙に鼓動が慌ただしくなっていく。


突然のことで、瞬きするのを忘れてしまうぐらい驚いてしまった。


「こうなったからには、2ヶ月…お前と一緒に生活してやるよ。なんか楽しめそうな気がするし。」


何よ…その上から目線っ!

しかも、絶対に楽しくなんかないってば!!


イライラしていると、男の人は空いている手で私の眉間を軽く突いた。


「そんなに不服そうな顔するなよ。眉間にシワ寄ってるぞ?」


男の人は、ニヤリと笑みを零すと私の耳元へと顔を近付けてきた。



「とりあえず…これから宜しくな、陽菜。」