ふたりだけの特別な絆


「あっ!陽菜、おかえり。」


「ゆ、悠哉さんっ!?」


キッチンの方から、こちらに向かって歩いてくる悠哉さんに驚いて、大きな声を出してしまった。


あ、あれ…?
今…何時だろう??


慌ててブレザーのポケットから携帯電話を取り出した。


まだ…18時過ぎたばかりだ。
そ、そんなに私の帰り…遅くないよね…。


良かった…。


…ということは、昨日に引き続き、今日も悠哉さんの帰りが早かったのか…。


そっか……。


な、なんだか…
まだ帰って来てなければいいな…って、ちょっと思ってたんだけどな…。